高校生認知症サポーター誕生!

7月24日(水)、認知症サポーター養成講座を奈良県立奈良北高等学校において開催しました。夏休みに入り、夏期講習の1講座として、令和4年度から始まり3回目の開催です。暑さ厳しい中、認知症に関心のある生徒の皆さん6人が受講してくれました。

受講後には「認知症がより身近なものになりました」、「認知症の人と私たちは何の違いもないと改めて思いました」、「認知症は記憶が全てなくなっていくものだと思っていたが、全ての思い出が消えるわけではないと分かった」、「認知症になった人が一番自覚していることに気が付いた」、「認知症の人がする行動には意味がないと思っていたけれど、すべての行動に意味があると認識が変わりました」などと感想をいただきました。

受講した生徒の中には小学校の時に認知症サポーター養成講座(キッズ用)を受けた方もおられ、今回、より詳しく最新の内容を新たにお伝えすることができ、長年、学校での認知症サポーター養成講座を続けることで、より地域での理解が深まるものと感慨を新たにしました。

認知症の人の数は、2025年には約700万人と推計されており、高齢者の5人に1人、国民の17人に1人が認知症になると予測されています。このような状況の中で認知症の理解を深め、認知症の方々への適切な対応に努めることは、地域共生社会を進める上でとても大切です。

認知症サポーター養成講座は、地域や学校、事業所など様々な場所で開催しています。サポーター養成講座の開催をご希望の場合は、お近くの地域包括支援センターまでお問い合わせください。